屋外のイベントには看護師が配置されている

コンサートやスポーツイベント、宿泊ツアーなどの屋外のイベントには看護師が配置されています。そこで働く看護師を通称「イベントナース」といいます。

屋外のイベントには看護師が配置されている

勤務地は多岐に渡る

勤務地は多岐に渡る

イベントナースはコンサートやスポーツイベントの会場、お祭りなど様々な場所で活躍しています。屋内に限らず、野外ステージや海辺などが勤務地になることもあるでしょう。また、林間学校や修学旅行、国内・国外旅行などの宿泊ツアーに付き添う看護師もいます。宿泊ツアーに付き添う看護師は「ツアーナース」と呼ばれることもあります。

イベントナースの役割

イベントナースの役割

人が大勢集まるイベント会場には医療救護室が設置されており、イベントナースはそこに待機して熱中症をはじめとした体調不良を訴える人の応急処置を行います。状況に応じて医療機関への受診をすすめ、救急搬送の手配をする場合もあるでしょう。ツアーナースは学校の先生などと連携しながらその時に応じた処置を行います。

メリットと注意点

メリットと注意点

イベントナースのメリットとしてまず挙げられるのが、単発の仕事なので自分の都合に合わせて働ける点です。空いている日を選んで働けるので、看護師の経験を活かしながらダブルワークで収入を増やしたい人におすすめです。また、子育て中で空いている時間に働きたい人にもいいでしょう。また、精神的なストレスも少なく済みます。単発の仕事なので面倒な人間関係に巻き込まれることはありません。毎回勤務地も変わるので新鮮な気持ちで働けるでしょう。視野や人脈が広がる点もメリットとして挙げられます。普段だと見ることのできないイベントの裏側を知れますし、新たな医療関係者とのつながりも生まれます。イベントの運営に携わっている広告代理店の社員、ツアーナースなら学校の先生や添乗員と交流することもできます。
ただし、常に臨機応変な対応が求められるのでそこは注意しなければなりません。病院とは違い限られた医療資材しかない点も考慮しておきましょう。自主的に動かなければならないので、正確かつ迅速な対応力も求められます。また、季節によって求人の数に差があるので、希望する時期に求人が見つからないこともあるでしょう。

求められるスキル

求められるスキル

看護師の資格があればイベントナースとして働けます。ただし、業務の性質上適切な応急処置のスキルと疾患に対する幅広い知識が求められます。適切な処置を施すためにはスタッフとの協力体制がカギとなるので、コミュニケーションスキルも必要です。これらのスキルに自信があるなら、普段とは違った経験ができるイベントナースに応募してみることをおすすめします。