今年の夏に向けて

今年の夏に向けて

今年の夏に向けて熱中症対策に関する留意点をあらかじめ確認しておきましょう。夏季には多くのイベントが開催されますが、熱中症のリスクも高い状態です。また、熱中症とよく似ている疾患の1つである脳梗塞についても知っておく必要があります。症状によっては見分けることが難しく、判断を間違うと重症化する恐れがあるので注意が必要です。マスクの着用による熱中症のリスクも確認し、看護師として現場でどう対応すべきかを押さえておきましょう。

  • 夏季のイベントは熱中症が発生しやすい 夏季のイベントは熱中症が発生しやすい 屋外のイベント会場には日差しを遮る樹々や構造物が少なく、人が大勢集まるので風通しも悪い状態です。体温が上昇しやすいだけでなく、トイレに行くのを避けるために水分補給を控える人も多いため、結果的に熱中症の患者が増えてしまいます。スポーツイベントではそれに運動が伴うため、重度の熱中症に陥るケースも少なくありません。看護師は会場内にある医療救護室に待機し、熱中症の症状を訴える患者やスタッフの応急処置、健康管理などを行います。 詳細はこちら
  • 看護師はどう対応すべきか 看護師はどう対応すべきか 夏は熱中症の患者が増えますが、季節や環境などの要因だけで熱中症と決めつけないようにしてください。体温の上昇が見られる場合、それは熱中症ではなく感染症の影響かもしれません。基本的に患者が訴える症状の内容を基に判断しますが、本人から情報を得るのが難しい場合は付き添いの人にも聞くようにしましょう。発症時の環境を確認し、即座に処置を施します。予防対策の指導も看護師が担う重要な役割です。スタッフ全員が協力して動ける体制を整えてください。 詳細はこちら
  • 症状が似ている脳梗塞にも注意しよう 症状が似ている脳梗塞にも注意しよう 熱中症と症状が似ているのが脳梗塞です。特に初期症状が似ており、判断を間違うと重症化する恐れがあるため注意が必要です。血管内に血栓ができるのを防ぐためには、熱中症と同様にこまめな水分補給と涼しい場所への避難が必要です。のどの渇きを感じていなくても、意識的に水分補給しなければなりません。脳梗塞が疑われる患者がいた際には「FAST」と呼ばれる方法で症状を見分けます。また、脳梗塞を防ぐためには生活習慣の見直しがカギとなります。 詳細はこちら
  • 夏場のマスクは熱中症のリスクが高まる 夏場のマスクは熱中症のリスクが高まる 新型感染症の影響でマスクを着用する機会が増えましたが、夏場のマスクは熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。身体から熱を放出するために息を吐きますが、マスクのせいで呼吸がしにくくなり熱の放出量が減ってしまいます。加えて、水分補給も疎かになりがちです。マスクの着用が必須になった今だからこそ、しっかり対策をしましょう。毎日の食事や運動にも気を遣い、健康的な状態を保ち体力の低下を防がなければなりません。 詳細はこちら