年々患者が増えている「保育園」と「遊園地」

体温調節が下手な乳幼児のいる保育園や人が大勢集まる遊園地では熱中症が多く、看護師が常駐して対応するケースも少なくありません。どういった役割を担うのか詳しく見ていきましょう。

年々患者が増えている「保育園」と「遊園地」

保育園で働く看護師

保育園で働く看護師

保育園は保護者の代わりに乳幼児を預かる施設です。病気になったあるいは回復期の段階で、集団生活が困難である場合に一時的に保育室で預かる病児・病後児保育を設けている保育園には看護師が常駐しています。医療の専門家として乳幼児の健康を守り、育児をサポートします。
日頃から乳幼児に対して熱中症予防の取り組みを促しますが、それでも発症してしまうことがあります。その際に重要なのが、現在の症状を確認しどういった処置が必要なのかを見極める判断力です。軽度であれば応急処置で済むかもしれませんが、重度であれば即座に救急車を要請します。その場にいた保育士から熱中症になった際の状況を正確にヒアリングしてください。救急搬送になった場合は保育園側の関係者に状況を伝え保護者へ連絡し、医療機関まできてもらうようにします。

遊園地で働く看護師

遊園地で働く看護師

イベントナースのように、遊園地内の医療救護室に待機して体調不良を訴える人の対応をします。基本的に最低限の設備しかないので、応急処置だけでは間に合わないと判断した際には救急車を要請します。状況によっては救急搬送に付き添うこともあります。遊園地は幅広い世代の人が利用します。乳幼児や高齢者の対応をする機会も多いので、正確な対処法を知っておかなければなりません。また、遊園地によっては体調不良になった人を休ませるためのベッドを置いているところもあります。車椅子や薬品、医療器具などが置いてあるので、それらの物品管理も看護師が行います。
遊園地は非日常の世界で、来園される人々はそれを目一杯楽しもうとしています。縁の下の力持ちとしてハプニングを最小限に抑えるために尽力するといった経験は、他の現場では味わうことができません。

どちらもレア求人

どちらもレア求人

上記で述べた保育園や遊園地の求人は数が少ない傾向にあります。遊園地の求人は長期休暇や行楽シーズンに合わせて出ることが多く、基本的にアルバイト契約ですが、長く勤務すれば正社員に昇格するケースもあるようです。
いずれにせよレア求人なので、探すのにはコツがいります。効率よくレア求人を見つけるためには、看護師の求人に特化した転職エージェントを活用するといいでしょう。希望に合った求人が出た際に、担当者が即座に紹介してくれます。