熱中症の基本をおさらいしよう

熱中症の基本をおさらいしよう

熱中症対策について学ぶために、まずは基本をおさらいしましょう。熱中症は気温が高くなる時期に発生しやすく、命を落とす可能性もある非常に危険な疾患です。どういった理由で発症するのかを把握し、現場で熱中症の患者が出た際にはどのように対処すべきかを押さえておく必要があります。熱中症のリスクが特に高いのは高齢者と乳幼児です。熱中症の症状だけでなく、危険因子を把握しておくことで予防対策をスムーズに進められるでしょう。

  • そもそも「熱中症」とは そもそも「熱中症」とは 体内にこもった熱の影響で生じる体調不良のことを熱中症と呼びます。暑い場所に長時間いると体温調節機能が狂い、体内の水分や塩分のバランスが崩れることでめまいや頭痛などの症状が出ます。屋外の日差しが強い場所だけでなく、気密性の高い室内にいる時にも発症する可能性が高いため注意が必要です。症状は様々で、失神症状や筋肉の硬直などの軽度なものから意識障害や痙攣といった重度のものまであります。自覚症状がないまま進行するケースもあるため、常日頃の予防対策が求められます。 詳細はこちら
  • 現場での応急処置と医療施設での対応 現場での応急処置と医療施設での対応 現場で熱中症の患者が出た際には、まずは涼しい場所に避難して体温の冷却を行いましょう。その上で水分補給を行います。大量に汗をかいている場合は塩分も必要なので、経口補水液やスポーツドリンクを飲ませます。重症の場合は応急処置だけでなく医療機関への搬送が必要になります。重症化を防ぐためには迅速な処置が求められるため、正確に情報を伝えるようにしてください。意識障害などがある場合には入院措置を取ることになります。 詳細はこちら
  • 高齢者と乳幼児は特に注意が必要 高齢者と乳幼児は特に注意が必要 熱中症のリスクが高いのは高齢者と乳幼児です。高齢者は体内の水分の割合が少なく、暑さやのどの渇きを感じにくいので知らず知らずのうちに熱中症になるリスクがあります。入浴時や就寝時にも水分が失われるので、こまめな水分補給が必要です。乳幼児は基礎体温が高く、汗腺が未発達なため体温調節が上手くできません。体温が上昇しやすいので、こまめに様子を確認しながら対処する必要があります。高齢者と乳幼児どちらも周囲からのサポートが求められます。 詳細はこちら